2010年10月19日火曜日

研究予定(児島湖関係)

児島湖の水質は、近年穏やかな改善傾向にあるものの、県民からは更なる水質改善が求められている。

 生物の棲息する系による水質改善を目的として、貝類による懸濁物質除去能力を測定、水質浄化効果を量的に評価し、併せて貝類を含む湖底の生物の棲息状況を調査している。

(H22実施状況)
(1)児島湖の底泥に棲息する底生生物調査(種類数および個体数、児島湖の22地点で年4回)
(2)室内実験で、児島湖および流域に多く棲息する生物(ヒメタニシ、カイミジンコ)と、高次捕食者として魚類(メダカ)及び泥を組み合わせた生態系を組み立て、系の維持を検討している(最長4ヶ月)。

(H23計画)
 生物間の食物連鎖や物質循環をシミュレーション計算で表し、生態系の維持や生物相の改善を検討し、水質改善対策につなげていく。

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